◆栽培の要点 |
(1)播種・育苗
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(2)定植準備(本圃準備)
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- 完熟堆肥の施用で根圏の酸素供給量の増大を図ります。又、定植前には酸素と共に充分な水分も保持させておきます。
- 元肥は土質、地下水位、前作の残存肥料等を考慮して決めます。目安として、10a当たり緩効性肥料(成分量:窒素7〜8kg・リン酸20kg・カリ12kg)を施し、追肥重視型の肥培管理とします。
- 残存肥料の多い個所での元肥は無しとするか、又はリン酸・カリ・カルシウム・マグネシウム・ホウ素等を施用し、初期の窒素成分の吸収の抑制を図り草勢のバランスをとります。
- 定植間隔は一坪当たり6〜8本で広めとします(密植は果実肥大への影響や、着果数減少の原因になります)。
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(3)追肥
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- 追肥は草勢をみて液肥を施用します。又は緩効性肥料として有機化成及び油カスを1:1もしくは1:2の混合で穴肥として施用します。
- 施用のタイミングと施用量は、1段目肥大期(2段目開花期)に草勢をみて10a当たりN成分量で1.5kg程度を液肥もしくは穴肥(株間に施用)で施用します。
- その後は、3段目開花期にN成分で10a当たり5kg程度を穴肥で施します。
- 中段以降は、草勢や着果状態をみて随時追肥を行いますが、草勢が強くなると(茎太の状態)、樹勢のバランスを崩し裂果の原因となりやすいので、細めの茎を維持するようにします。
- 又、食味の向上には微量要素(ホウ素・苦土・石灰等)の葉面散布も効果的です。
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(4)水分管理
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- 基本的に土壌水分は控え気味に推移させますが、畝の中心よりも肩部がよく乾きます。肩部への潅水を有効的に行ない、液肥及び穴肥の吸収をよくします。
- 第3段花房結実までは生育を抑え気味にしますが、ハウス内の気温の上昇や畝の乾燥時には草勢をみながら潅水します。
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(5)本圃での管理
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(6)病害虫防除 |
- アザミウマ・アブラムシ・ハモグリバエには特に初期防除を徹底し、ミニトマトに登録のある農薬を使用します。
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